この記事はこんな人におすすめ
- FXを全く知らない人
- FXに興味はあるけど、何から勉強したらいいのかわからない人
- FXを1からちゃんと理解したい人
fxとは 何か? まずは、分かりやすく理解しましょう。
FXとは「外国為替証拠金取引」(=Foreign exchange)の略語で、2国間の外国の通貨の売り買いでその差益を得る取引です。例えば、「日本円を売ってドルを買う」という2国間の通貨の取引を言います。
差益を得る取引とは=上の「日本円を売ってドルを買う」という行為を1度目に行なって、1ドル=100円で1度目取引をした後に、1ドルに対する円の相場(これを変動相場と言います)が110円になった時に、今度は2度目の取引を「ドルを売って円を買う」とすれば、10円の利益が手に入ります。これが「取引」をしたということになります。
株式取引との違いは=基本的に株を買って、株式の値段が上がったから売って利益が出た。ということに置いては同じです。
ただ、株式の場合は日本では3000社以上の中から値段が上がりそうな会社を探す必要があります。FXでは、この銘柄は20〜30程度しかないのでその選択肢は少なくやりやすいと思います。
fx 初心者にとって少額から取引が可能!
手持ちのお金以上に取引ができる=FXの最大の魅力(特徴ともいえる)は少額でも取引ができるところです。
実際にドルを10万円分買って1,000ドル(1ドル100円として)を持っていても、1ドル110円になれば10円×1,000ドル=1万円の儲けになります。でもこの場合は10万円のお金がなければできません。
ところが、FX取引の場合は4,000円あればこの1,000ドルを買うことができます。
上記の仕組みを「レバレッジ(てこの原理)』と言います。レバレッジの仕組みを使うことにより、最大25倍のお金を持っていることと同じ金額の取引ができます。
つまり、10万円のお金でも250万円の取引ができるということです。
fx 円安と円高とはなに??
ドル/円をFXで取引をする時に、1ドルに対して円がいくらなのか?ということになります。
皆さん1ドルが360円だったことをご存知ですか?50年近く前のことではありますが、当時1ドルの価値は360円という時代があったのです。この時を「固定相場制」と呼び、1ドル=360円と決められていたのです。
とろこが、1973年に「固定相場制」から1ドルに対する円の価値が変わる「変動相場制」に変わったのです。それ以来、円の価値がドルに対して変化することになりました。つまり、円の価値が1ドルに対して変わるってことです。
この「円の価値」というものを基準に「円が安い」=円安。「円が高い=円高」と言われることになりました。
「円が安い(円安)」とはその価値が安くなるということで、1ドル100円が1ドル110円になることを「円安」ということになります。
反対に円の価値が高くなる=円高とは、1ドル100円が1ドル90円になると円高と呼ばれます。
海外旅行に行かれる方は、より実感しやすいと思いますが。
1ドルの両替をするときに、100円だったものが90円で1ドルに変えれるってことは少ないお金で1ドルを買える=つまり、円の価値が高い=「円高」となるわけです。
fx 基礎 勉強!「売りでも買いでもどちらからでも利益」
超初心者の方がまず「わからない??」と言われることに、まずは「売る」ということです。
「持っていないものを売る?」これが理解できていません。買うことばかりを考えて、売りからできることがわかっていません。FX(株式にも空売りというものがある)の特徴である、最初に売れるということです。
これは、ドルに対して円の価値がこれから高くなる(値下がりする=円高になる)と考えた時には、先に売って置いてから売ったドルを円高になって買い戻す(売ったものはどこかで必ず買い戻しします)ことによってその差が利益となります。
もう少し例を挙げていうと、1ドル130円の時にこれから円高になる(1ドルが130円を下回って125円とか123円になる)と考えた時には、1ドル130円の時に売って、125円の時に買い戻せば5円の利益になります。
fx 証拠金 とは? いくら??
FXの取引を行う時には、取引業社を決めなければなりません。業者とは、FXの取引をスムーズに仲介してくれる会社ということです。その時に、その会社(FX業社)は個人が取引をおこなう時に、その担保として「お金を預けてください」と言ってくるわけです。この預けるお金のことを「証拠金(しょうこきん)」と呼んでいます。上記に書いたようにFXが少額でも取引ができるようになる要因として、この証拠金取引であることがあげられます。
外貨預金との大きな違いとして、このFX証拠金取引という形態があります。
外貨預金としてドルを買うには、例えば1ドル100円として考えた時には1万ドルを買うのに100万円必要になりますが、FXで1万ドル買うには会社によって違いがあるかもしれませんが、4万円程度の証拠金を用意するだけで100万円分のドルを買うことができる制度になっています。
fx 時間は? 24時間取引可能!!
FX取引は実は24時間できるのです。理屈は、日本の市場が開いているのは9時から17時、17時に東京市場が終わると、17時からはロンドン市場が開きます、その後ニューヨーク市場が開いてニューヨークが閉まるのが日本時間で8時に閉まります。(日本時間の8時から9時はオーストラリア市場が開いています。)
このように世界の市場が銀行が閉まる金曜日の夕方から月曜日の朝以外は24時間取引ができることになります。
取引はインターバンク市場と呼ばれる銀行間で取引がなされています。皆さんがどこかのFX会社の口座を持つと、FX会社を通じて世界の銀行間で取引が可能ということになります。
fx 通貨ペアは約20種類!おすすめは??!
FXでは「通貨ペア」という言葉をまずは理解してください。株で言うところの銘柄のことを「通貨ペア」と呼ぶと理解していただいても大丈夫です。
ドルと円なら「ドル/円」となり、ドルとユーロなら「ユーロ/ドル」となります。
FXはあくまでも2国間の通貨の取引が基準です。円を買いたい時には、相手の通貨を同時に売るってことです。
ドル円なら、「円を買って、ドルを売る」。ユーロ円なら「円を買って、ユーロを売る」という、売りと買いを2国間の通貨で行う行為になります。つまり、一つの通貨を買う代わりに、一つの通貨を売るといことを行います。
おすすめの通貨ペアは、「ユーロ/ドル(EUR/USD)」「オーストラリアドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD)」「ドル/カナダドル(USD/CAD)」そして最後に「ドル/円(USD/JPY)」となります。
なぜかはあくまでも私のFXに対する考え方なので、後々お話していきます。
※上記の通り、日本に居てるからと言って必ず日本円の取引をしなくても、ユーロ/ドルなど外国の通貨だけでも取引できます。
fx 通貨の種類はどんなもの?特徴は?
【アメリカドル/USD】世界の基軸通貨といわれる、アメリカドル(米ドル)。最も取引が多く、各国の貿易決済通貨としても米ドルが使用されている。
【カナダドル/CAD】天然資源が豊富な国。地理的にアメリカと密接に関係している。アメリカ経済が良ければカナダの景気も良いというぐらい経済や政治で強く結びついている国の通貨。
【ユーロ/EUR】世界の基軸通貨のアメリカドルに対抗する欧州通貨。EU=欧州連合内で使える通貨。一部は欧州連合外でも使用されている。ユーロ/米ドルの取引が世界最大である。
【日本円/JPY】米ドル・ユーロに次いで世界で3番目に取引が多い通貨。日本人が最も多く扱う「ドル/円」の通貨ペアが日本時間での取引が多くなる。アメリカとの金利差で動くことが多く見られる。
【オーストラリアドル/AUD】資源国家なので、資源高になれば比較的買われる通貨。友好国である、ニュージーランドドルとの連動性がある。2010年台は高金利通貨として有名。
【ニュージランドドル/NZD】資源国家であり、農産物国家のニュージーランド。オーストラリアとの経済的結びつきが強い通貨。
fx 初心者 知っておくべき用語は??
インターバンク市場
銀行間取引市場と呼ばれ、世界中の銀行間で短期資金を調達したり運用したりしている市場のこと。24時間取引が行われ、眠らない市場になっている。
FX業社(エフエックスギョウシャ)
外国為替証拠金取引=通称FXと呼ばれる取引を個人で行うときに、その仲介を行う業者のこと。
通貨には「売値」と「買値」がある ドル 円 スプレッド
通貨の価格には、「売値(BID)」と「買値(ASK)」があります。
FXを始めると、この売値と買値が同時に表示されることに気づくを思います。どの通貨ペアを選んでもこの値段にはそれぞれ「差」があります。
テレビで「本日のドル/円の為替相場は、125円85銭〜93銭」などと放送されたりします。この「〜」の左側が「売値」右側が「買値」を表示しています。つまり、125円85銭が売値で、125円93銭が買値となります。
では、この差は何かというとこれをドルと円の「スプレッド」と言って売値と買値の差であります。
ちなみに、上記の価格129円93銭買ったものを、すぐ売ったとすると売値は125円85銭です、その差が8銭の損をしますよね。これが手数料と呼ばれるものだと考えていただければいいのかと思います。
fx 国内 レバレッジ はどれぐらい?
レバレッジを効かせることによって、証拠金(fx業者に預けたお金)以上の取引が可能になります。
例えば、10万円を証拠金として預け入れた場合、レバレッジが10倍なら100万円まで取引可能になり、
レバレッジが最高の25倍までなら250万円まで取引が可能になります。
以前は日本国内でも100倍とかのレバレッジがありましたが、今は法規制され最大でも25倍までのレバレッジになっています。外貨預金とおなじ考え方になるのはレバレッジが1倍の時は、「外貨預金をするのと同じだけ買える」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか??