この記事はこんな人におすすめ
- FXをしているけど「利益」になってない人
- FXを勉強したけど、どうしたら勝てるのかわからない人
- FXで副収入を年間でしっかりとあげたい人
fx 順張り 逆張りとはどうゆう買い方?売り方?
FXで「通貨を買う」もしくは「通貨を売る」という2つの行為には、どのような時に買うのか?売るのかによってさらに2つに分けることができます。
つまり、「上がっていくときに買う」という場合を考えると、相場に順応している買い方であることがお分かりいただけると思います。今上がっているから、これからの上げるであろうから買うということになるのが「順張り」という買い方である。
これとは、逆に相場が下がっている時に買うというのは相場に逆行して買いを行うことであります。これが「逆張り」という買い方であります。
fx 酒田罫線を知ることの重要性
酒田罫線とは?
「酒田罫線法」とは、
①日足を用いる
②ローソク足を使用する
③ローソク足の組み合わせで相場(この場合、株もしくはFX)の強弱の判断をする
④陽線新値・陰線新値の数え方がある
⑤酒田新値による売買法を使う
以上の5点が酒田罫線法と呼ばれる「売買手法である」①②に関しては入門・初級編で書いているのでそちらをご覧いただくとして、ここでは③の「ローソク足の組み合わせ」に対する考え方を記載したいと思います。
陽線3本が基本
酒田新値の数え方は、3本の陽線が基本でありこれをまずは理解したい。
1本目は、ある日に朝から高くなっていきその日は1本の陽線が出来上がったとします。
次の日も同じように陽線ができました。そして3日目も同様に陽線になってひとつの相場が完成します。
ここで新値と言うものを理解する必要があります。
あくまでも新高値を3本でひと相場と考えると言うことです。
新高値をつけたからどうかは前日の高値を次の日に超えたからどうかで新高値更新ということになります。
上げ相場はどうやってできるのか??
「上げ相場は陽線を持って順行となし、下げ相場は陰線を持って順行となす」と言う言葉があります。 上げ相場は陽線が連続してこそ上げ相場と言えると言うことです。
つまり先ほどの3本の陽線新高値があって初めて上げ相場なの?と考えることができるわけです。
しかし、陽線3本が出たからと言って必ずしも上げ相場であるとはやはり確定し難いものがあります。
そこで面白い確率論があります。
95%の確率
(定本酒田罫線法より引用)
相場が下がってきてそろそろ底を打つのではと思った時に3本の新高値の陽線が出現したとします。
それが今からの上げの相場になるのか、それとも下げの途中のただの一服の上げなのかを確率論で書かれたものです。
上げ相場の順番は、 底→上げはじめ→中段→上げ終わり→天井 という順番で進みます。
ここで先ほどの確率の図を見てください。 上げ相場の途中の陰線新値5本で終わる確率は95%だということです。
つまり5本以上陰線新値が出現するとそれはもう下げ相場に変化しているのではないかということになります。
これを売買に生かさない手はないのかなと考えます。
逆光から順行へ 先ほどの統計から考えて、上げ相場の時の逆行(つまり陰線新値)は3本までで終わる確率が86.6%なのです。
酒田新値の見方を整理すると
①逆行3本までは押し目である。
6本以上出現したらそれは押し目ではなく「下げ」である。
②5本も逆行新値が出現したら天井と見て良い
③その確率の失敗はたったの2.2%にすぎない。
fx つなぎ売買の理解と実践
ツナギとは何か?
ツナギ売買の技術について詳しく理解を深めていくためには、まずはツナギの言葉に対する理解が必要になってきます。
「つなぐ」という言葉を広辞苑で調べてみると、つな・ぐ【繋ぐ】とは、①切れたり離れたりしているものを続け合わせる。「糸を―・ぐ」「手を―・ぐ」「電話を―・ぐ」
②長く続くようにする。絶えないようにする。浄瑠璃、源氏冷泉節「―・ぐ命の憂き三年」。「望みを―・ぐ」
とあります。
つまり、長くなるように続けるという意味になるわけです
FXの売買で考えると、一度買ったものをツナギ合わせて行く行為を指していることであり、「買った!それを売った!」という1回の行為ではなく、「買った!それを持ったまま次を繋いでおいて、また売った」と理解する事であります。
これは相場の世界ではプロが使っている常識的な売買技法であります。
ツナギを知らずしてFXに手を出すことの危険性を認識させているFXの本を見ることはありません。
「ツナギはいたって個人的な裁量のテクニックであり」そんな本が売れることは無いためにほとんど書かれることは無いということです。
ツナギと言う言葉はFXで投資する限りは絶対に理解されるべき言葉であることは間違いないようであります。
ツナギのやり方
相場には「売り」と「買い」の2種類しか無い。これは至極当然であります。 買ったものを売る!これで相場は完了するわけですが、ツナギとは、「買った」の行為を行ったあとそれを買った状態にしたまま次を「売った」となります。 えっ!それって何?ってことになると思いますが、「1,000ドルを120円で買った」それを125円になったから「売った」で取引を終わると5,000円の儲けが出たで取引完了です。 ところが「ツナギ」はと言うと、「1,000ドルを120円で買った」それを125円になったら買ったものをそのままして、新たに「125円で1,000ドル売った」とします。この状態を「両建て」と呼びますが、この状態にすることによってこの先ドル円がどう動いても5,000円の利益が変わらないって状態にしたことがお分かりいただけるでしょうか?? 仮にその状態で130円になったら120円で買った1000ドルは追加の利益が5,000円、125円で売った1,000ドルは5,000円の損失になります。つまり同額を「ツナグ」事で、もうどう動いても5,000円の最初の利益は変わらない状態にしたと言う事です。 「ツナギ」とは、たったこれだけの行為のことを言います。
「ツナギ」の種類
「ツナギ」の種類は3種類あります。 上で説明したのが「利益確定のツナギ」としてひとつあります。 2つ目は、「保険のツナギ」です。 買ったものが上がった、その後に売りを繋いで利益確定のツナギをした、その後に下がったものが上がり出したら、売りのツナギを外すという方法になりますが、これが保険のツナギと言われる方法です。 3つ目は「コストダウンのツナギ」と呼ばれます。 100円で買ったドルが105円に上がった、そこで同数を利益確定のツナギをいれる、それが102円になって売りのツナギ分を利益にする。例えばそれが1,000通貨だったら3,000円の利益になります。 そうすると最初に買った100円の1,000通貨のコストは97円で1,000通貨で買ったことと同じになります! これをコストダウンのツナギと呼びます。 少しややこしい話になってるのではないかと書いていて思うことなのですが、ここで「林輝太郎氏の著書であるツナギ売買の実践」から引用すると、英国の相場格言に「ツナギは知性のあらわれ」「ツナギ売買は相場技術の終着点、それこそ秘伝の方法である」と書かれています。しかし、一般の投資家は理解し難いものであるようです。